醤油の知識
木桶による発酵文化サミット in 渋谷ヒカリエ 2022
渋谷ヒカリエでの木桶サミット2022、開催しました!
日程:2022年11月13日(日)
時間:11:00-19:00
場所:渋谷ヒカリエ 8/COURT
<当日のプログラム>
11:15 - 12:15 WORKSHOP|利き醤油の会 醤油を楽しむ基本セミナー
13:00 - 14:00 TALK1|ドキュメンタリー映像から知る、木桶づくりの現状と課題
14:30 - 15:30 TALK2|木桶醤油で世界を目指す
16:00 - 17:00 TALK3|100年先を見据えた、酒づくりと木桶づくりの挑戦
17:45 - 19:00 タガフープ選手権|渋谷予選
木桶でつくる日本酒は確実に味が変わる。
「最近の日本酒は同じような味が並ぶ気がするんです。だから、その可能性を広げたくて木桶に興味を持ったんです」と土田酒造の土田さん。「酒蔵の中のどこに菌が多くいるかの研究をした先生がいたそうなんですが、神棚に一番多くいたそうです。『木』なんですよね」。
「そうそう。うちも酒づくりは環境づくりだと考えていて、自然の菌はよい環境に住むと感じています。私で18代目。先祖が残してくれた森に杉が育っている。健全な山の新陳代謝のためにも、その杉で木桶がつくりたかったんです」と福島県の仁井田本家の仁井田さん。
この話におおきく頷いたのがイタリアのクラフトビール Baladinの沈さん。「イタリアではワインが強いですが、『農作物』扱いなんですよね。地元で収穫される葡萄を地元で加工する。だから、私たちも100%イタリア原料を目指しています。このようなコンセプトには木桶はあっていると思います」。
でも、木桶でのお酒づくりは大変みたいです。「温度管理が大変。社内でslackで連絡を取り合っているんですが、木桶の温度管理のやりとりがたくさん来るんです。こんな状態なんだけど、どうする?って。でも、でも、手間はかかるけど、面白いし勉強になります。そして、木桶でつくる日本酒は確実に味が変わりますよ」と土田さん。
エントリーNo.5 前橋スタッフまたの、いきまーす🌀凄くないですか!この安定感。なみなみステップがポイントです。 #タガフープ https://t.co/V6x5MeIumn pic.twitter.com/gfCkFOwdXm
— 職人醤油 (@s_shoyu) November 15, 2022
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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