醤油の知識
白醤油
素材を活かすNo.1選手
醤油の中で最も色の淡い琥珀色をした醤油。主原料は小麦で熟成期間は短く、うま味も抑えてあるので素材を活かすための醤油という存在。炊き込みごはんに使うと醤油の色がつかず、お吸い物や茶碗蒸しなども彩り豊かに仕上がります。
全国的に見ても白醤油の専業メーカーは少なく、主産地といえば愛知県碧南市です。業務用途も多いですが一般消費者にも認知が進んできていて愛用される方も増えています。白醤油にだしを加えた白だしの認知度は高いように感じます。
主原料は小麦で独特の製法
濃口醤油は大豆と小麦を半分づつ使いますが、白醤油は小麦がほとんどです。小麦9割に大豆1割程度の比率が多いようですが、大豆を一切使わないものも。ただ、醤油の定義は大豆を使っていることなので、小麦のみの白醤油は醤油とは呼べなくなっています。
製法としては濃口醤油とは異なる流れになります。醸造期間は3か月程度と短く、大豆を炒って小麦を蒸します。諸味の攪拌は行わず、底に溜まった白醤油を引き抜く「生引き」(一番搾り)と、残った諸味を圧搾(二番搾り)をします。
基本は調理に使いたい醤油ですが・・・
料理にお使いいただくのがお薦め。醤油の色が付かないので豆ごはんや、お肉を漬けてフリッターなども。そして、素材の味わいを楽しみたいものに塩代わりに少量をかけるのもおすすめ。バニラアイスなどは塩アイス風に早変わり。
醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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