醤油の知識
第2回 木桶による発酵文化サミットin阪神
日程:2023年5月10日(水)~15日(月)
時間:10時~20時
会場:阪神梅田本店 1階 食祭テラス
70人を超える「つくり手」が集まりました!
テーマは「木桶」。小豆島のヤマロク醤油から高さ2mの木桶が運ばれ、木桶にまつわる70人以上の「つくり手」が阪神梅田本店 1階の食祭テラスに集まりました。
醤油や味噌、ぽん酢などの木桶仕込みの商品を並べて、18の蔵元が講師を務めるワークショップも開催。そして、来場者と一緒に木桶づくりに欠かせない「芯」の製作も行いました。
日本各地のクラフト醤油が25種類
蔵元毎に解説パネルと醤油をセットで並べて、左から右にかけて濃厚な醤油になるように配置しました。そして、お揃いの黒のTシャツを着た蔵人が解説。自社以外の醤油もしっかり説明をしていました。
日東醸造/片上醤油/正金醤油/栄醤油/桑田醤油/太田與八郎/根田醤油/弓削多醤油/水谷醤油醸造場/井上本店/足立醸造/カネイワ醤油/ミツル醤油/金芳醤油/岡直三郎商店/森田醤油/ヤマロク醤油/岡本醤油/山川醸造/伊勢藏/中定商店/石孫本店
片山商店/糀屋三郎右衛門/石孫本店/井上味噌醤油/丸久味噌/新田醸造/貝島商店/麻生醤油醸造場/足立醸造/加藤商店/河野酢味噌/芋慶/伊勢蔵/中定商店
18の蔵元による醤油と味噌の仕込みセミナー
醤油メーカー13社、味噌メーカー5社によるセミナー。麹と塩水を混ぜる等の仕込み作業をして、持ち帰って自宅で発酵と熟成をさせることで自分オリジナルの醤油や味噌を育てることができるプログラムです。
足立醸造(兵庫県多可町)/片上醤油(奈良県御所市)/麻生醤油醸造場(大分県玖珠郡九重町)/伊勢藏(三重県四日市市)/森田醤油(島根県奥出雲町)/山川醸造(岐阜県岐阜市)/貝島商店(熊本県熊本市)/栄醤油醸造(静岡県掛川市)/丸久味噌(新潟県上越市)/太田與八郎商店(宮城県塩竈市)/片山商店(京都府亀岡市)/弓削多醤油(埼玉県坂戸市)/日東醸造(愛知県碧南市)/岡本醤油醸造場(広島県大崎上島町)/中定商店(愛知県知多郡武豊町)/金芳醤油釀造元(福岡県飯塚市)/井上本店(奈良県奈良市)/ミツル醤油醸造元(福岡県糸島市)
木桶づくりに欠かせない芯づくり
「芯」の製作を来場者と一緒にしました。芯は木桶の周りを囲む竹箍(たけたが)の内側に入れることで竹箍のふっくらした綺麗なシルエットを保つと共に、木桶との隙間を埋めて密着させるために欠かせない部材です。
木桶の寿命である100~150年の間、ずっと役割を果たし続けるものです。今回つくった芯は小豆島に持ち帰り、実際の木桶づくりに活用する予定です。
疲れるけど、みんな、笑顔に!
約6メートルの竹に荒縄を巻きつけていく作業。これが見た目以上に大変です。参加者が一列になって竹をひたすらに回し続けて、何十回、何百回になってくると腕がパンパンに。黙々と作業をすると辛いけど、皆で掛け声をかけながらすると楽しくなってくる。昨年は、自然と声をかけあってお祭りのような盛り上がりになりました。
日程:2023年5月10日(水)~15日(月)
時間:10時~20時
会場:阪神梅田本店 1階 食祭テラス
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醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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