醤油の知識
醤油蔵の魅力
魅力はつくり手
醤油の魅力の一つはつくり手にあり。人気の高い銘柄を手掛けている蔵人は魅力的な方が多い。そのつくり手が何を目指しているか、何に注意を払って製造をしているかが商品としての醤油にも反映されているので、人を知って醤油を味わうと妙な納得感があったりもする。
若者がいると元気
醤油屋だけに限ったことではないが、その蔵に流れる雰囲気がある。一歩足を踏み入れた時に感じる空気感が、前向きにイキイキしているものか、停滞感が漂っているかはそこで働くスタッフの年齢層も関係している気がする。若いスタッフがいて加えて女性もイキイキ働いている蔵は活気と元気さに満ちている。
よい飲食店はトイレが綺麗と言われるが、よい醤油蔵は整理整頓と掃除がしっかりされている。建物や仕込蔵は歴史を刻んでいる場合が多いが古いことと掃除がしっかりとされていることは別問題なのだと、よい蔵の環境を目にすると実感する。
出荷場の工夫
よい醤油をつくる蔵元は整理整頓がきちんとされている。そして、女性が元気に活躍している蔵元の出荷場は殺風景の中に少しの温かさがある気がする。商品ごとの区分けだったり、「この商品から出荷」のように識別するための手づくりのプレートなど、ちょっとしたことだけど、カラフルに描かれていたりイラストが添えられていたりすると、女性の方が主体的に働いていらっしゃるんだなと感じる。そして、このような蔵元は事務所に行っても元気な挨拶をしてくれる。きまってよい醤油をつくっている。
醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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