醤油の知識
福岡県は醤油メーカーが一番多い都道府県
100社の醤油メーカー
醤油で有名な都道府県といえば、キッコーマンやヤマサ醤油のある千葉県が連想されがちですが、メーカー数が多いところといえば、福岡県。その数はおよそ100社。全国の醤油メーカー数は1,055社(2022年)なので、約1割が福岡県ということになります。
福岡の醤油文化
九州の醤油は甘いと言われますが、甘味料の種類やブレンド方法によって、各メーカーに独自の風味があります。家庭毎に好まれる醤油メーカーがあって、地元の人々と醤油メーカーとの間に強い結びつきがあるともいえると思います。
福岡県醤油醸造協同組合の役割
そして、その多様な醤油を支える「福岡県醤油醸造協同組合」の存在が大きいです。昭和41年に設立された福岡県の醤油メーカーの協同生産工場の役割で、ここの技術と品質がとにかくすごいのです。業界関係者の中で技術力の話題になると名前があがりますし、毎年の品評会でも上位の常連。塩分ゼロの醤油の開発など研究開発にも積極的。
そんな醤油がベースにあることが、品質の高い甘い醤油がつくれている一因だと思います
醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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