醤油の知識
醤油メーカーと出荷量の推移
醤油メーカー数の推移
醤油メーカーの数は2021年で1,066社です。1,000以上あることを驚かれる方も多いと思いますが、最盛期には1万社あったという話も聞きます。しょうゆ情報センターのデータでは1955年の約6,000社から年々減少しています。2000年に1611社だったので、20年度ほどで454社の減少で2/3ほどになっていることになります。
醤油の出荷量の推移
醤油の出荷量でいうと、1973年辺りをピークに減少傾向にあります。2002年に年間100万キロリットルを割り込み、2021年では約70万キロリットルになっています。
一人当たりの年間醤油消費量
年間の醤油の生産量を人口で割ったものが消費量で、その中で家庭での一人当たり購入量に換算した数値も記しました。醤油メーカーは飲食店などの業務用としても出荷をしているので、家庭での購入量よりも消費量が大きくなります。
消費量、購入量ともに減少傾向にありますが、1973年では家庭での購入する割合が約50%だったのに対して、2021年では約30%と購入割合も減少しています。
醤油のメーカー数と出荷量(1955年~2021年)
年 | メーカー数 | 出荷量(kl) |
1955年 | 6,000 | 973,800 |
1960年 | 5,000 | 1,046,982 |
1965年 | 4,441 | 1,029,077 |
1968年 | 4,132 | 1,018,565 |
1971年 | 3,568 | 1,134,193 |
1974年 | 3,298 | 1,199,155 |
1977年 | 3,135 | 1,155,997 |
1980年 | 2,927 | 1,190,425 |
1983年 | 2,697 | 1,194,699 |
1986年 | 2,508 | 1,199,194 |
1989年 | 2,307 | 1,197,279 |
1992年 | 2,120 | 1,183,136 |
1995年 | 1,883 | 1,122,018 |
1999年 | 1,766 | 1,045,408 |
2000年 | 1,611 | 1,061,475 |
2001年 | 1,607 | 1,027,353 |
2002年 | 1,604 | 999,465 |
2003年 | 1,509 | 981,100 |
2004年 | 1,429 | 953,919 |
2005年 | 1,626 | 938,763 |
2006年 | 1,611 | 941,570 |
2007年 | 1,561 | 927,112 |
2008年 | 1,537 | 904,813 |
2009年 | 1,523 | 867,935 |
2010年 | 1,447 | 848,926 |
2011年 | 1,403 | 825,854 |
2012年 | 1,364 | 807,060 |
2013年 | 1,330 | 793,363 |
2014年 | 1,297 | 790,165 |
2015年 | 1,258 | 780,411 |
2016年 | 1,231 | 776,408 |
2017年 | 1,211 | 768,766 |
2018年 | 1,169 | 757,237 |
2019年 | 1,141 | 744,263 |
2020年 | 1,108 | 702,423 |
2021年 | 1,066 | 703,704 |
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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