醤油の知識
桶の箍の中に入っている芯(しん)の役割
桶を取り囲む箍(たが)
桶は板を箍で締めている構造ですが、この箍の中には芯とよばれるものが入っています。もちろん、外からは見えないのですが、結構重要な役回りをしています。
箍を作るときの余った竹や端材を利用して縄でぐるぐる巻きにしたもので、直径2センチ~4センチ程度の一本の棒状。竹の量や縄を巻く量を変えることで太さも様々です。
箍の綺麗なシルエットを保つ
箍はとても強い力でぎゅーっと締められているため、箍の中が空洞だとぺちゃんこにつぶれてしまいます。ぷくっとした箍のきれいなシルエットを保つために芯が欠かせないのです。
写真の芯は竹製ですが、さらに大きな箍には木材が入っていることも。
箍の密着度を高める
箍は桶の大きさにあわせて編むので大きさは様々です。5メートルほどの円周で寸法が1センチ違うだけでゆるかったりきつかったり。そこで芯の太さで微調整することで、ちょうどのサイズに微調整することができます。
芯をつくる作業が名物企画に
木桶職人復活プロジェクトでは「まきまき」と呼んでいるこの作業。一列に並んで竹を持って回していきます。縄が巻かれる速度は、一回しで数センチ。5メートルを巻くには何度も何度も巻く必要があり、大抵の人は腕がぱんぱんになって握力がなくなってしまうはずです。
盛り上がる作業
みんなで掛け声をかけながら進めます。「あー!腕が痛いー!」「半分まできたよー!」「あと50センチ!」という声が飛び交い、そして、最後まで巻き終わると自然と拍手が沸き起こる。名物企画になっています。
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醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
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熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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