醤油の知識
生醤油
「生」は3種類あります
「生」が付く醤油は3種類あります。搾ったそのまま、このようなイメージにあうのは「生揚醤油(きあげしょうゆ)」です。これは諸味から搾り出たままの醤油のことですが、この状態のまま市場に出回ることはあまりありません。酵母菌などの微生物が発酵を進めてしまい、品質が劣化してしまうからです。
生醤油(きじょうゆ)
生(き) 醤油は、だしやみりんなどで味付けしていない純粋な醤油という意味の料理人の呼び方です。また、同様に添加物を使っていないという意味で生(き) 醤油という商品名を付けている場合もあります。
生醤油(なましょうゆ)
生(なま)醤油は火入れをしていない醤油です。通常の醤油の製造工程ではビン詰めをする前に65℃~80℃程度の熱をかけて殺菌をします。乳酸菌や酵母菌などの動きを止める目的なのですが、この火入れをしていないのが生醤油です。
ただ、微生物が生きたままの状態では常温流通をすることができません。そのため、火入れの代わりに精密なろ過をして菌を取り除いています。
醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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