醤油の知識
醤油だけでなく文章も上手な片上さん

奈良県御所市が運営するwebサイト「ごせのね」に、片上醤油の片上裕之さんを紹介する記事が掲載されました。読み終えた後、行政が運営しているメディアとは思えないクオリティ!(怒られそうですが)、素晴らしい写真と文章だったので、「誰が書いているんだろう?」とライターさん情報を探したところ、「文=片上裕之」。ん?片上さんが書いたの?!という衝撃。
校正や文章の組み立てのアドバイスはあったのだと推察しますが、奥様の公美さんの回は、しっかりといつもの久美さんの文体。しかも、この文章もいい!とあって、醤油だけでなく文章も上手なご夫婦だと認識を新たにしました。
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ビギナーズラック。片上さんが右も左も分からぬまま家業に戻って来て、「最初につくった醤油の味が忘れられない。あれを求めて、今も追求しているんだよ」という話は伺ったことがありました。その時に経緯をより詳しく知ることができましたし、このようにして出来上がった商品を売り出しはじめた際、取引のあった京都のソース屋さんが高級スーパーなどを紹介してくれた流れに唸ってしまいました。
他にも読み応え抜群の片上さんの記事です。ぜひご覧ください!
片上裕之さんの回:
生来の天邪鬼が片上醤油を継いでたどり着いた、応援と頑張りが循環するものづくり。
https://gosenone.com/journal/1293/
片上公美さんの回:
お母さん、毎日面白いよ。片上醤油に嫁いだ私の、夫と仲間と歩んだ日々。
https://gosenone.com/journal/1193/

醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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