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「饗くろ㐂」の黒木さんと木桶醤油

黒木さんと菊醤とラーメン

木桶サミットの恒例行事といえば、お昼の「まかないラーメン」。その「まかない」という言葉に遠慮してしまうほど、こだわりの詰まったオリジナルな一杯です。さらに、浅草橋の「饗くろ㐂」や「せたが屋」の店主自らが腕を振るうという、贅沢なラインナップが魅力です。

今回、2日目のお昼は「饗くろ㐂」の黒木さんに担当いただいたのですが、後日、黒木さんが自身のnoteに綴ったエピソードが興味深いものでした。

会場がヤマロク醤油ということもあり、現地で醤油を調達できる環境でした。今回、使用したのは「菊醤」。丹波の黒豆を原料とした濃口醤油ですが、その火入れをしていない生の状態のものでした。普段は手に入らないから「超!貴重な菊醤」と黒木さんが判断したからこそ、予想外の事態を招くことに…。

通常は他の醤油とブレンドして使用していた菊醤油。でも、今回は全量を菊醤でいくという、黒木さんへの深いリスペクトがあったのですが、ただ、菊醤の力が強すぎて、醤油感が強すぎて全体のバランスが崩れ、キレのない味わいになってしまったそうです。

でも、そこからのリカバリー手順が鮮やかで、その方法が黒木さんのnoteに詳しく記されています。あの美味しいラーメンの裏側にこんなドラマが隠されていたのかと、感心せずにはいられませんでした。ぜひ、黒木さんのnoteをご覧いただき、そのドラマチックな背景にも触れてみてください!
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木桶サミットでの醤油カエシの修正について…
https://note.com/taisho4691/n/na3601ace7c23

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