醤油の知識
たまり豆みそ読本

武豊町のたまりを知るならこれ
溜醤油といえば、愛知県、三重県、岐阜県をはじめとする東海地域が思い浮かびますが、中でも知多半島の武豊町には溜醤油の専業メーカーが集まっています。武豊町観光協会が製作した「醸造の郷たけよとの たまり豆みそ読本」は、なかなかに読み応えがあって、PDFデータでの紹介を許可いただきましたので、職人醤油のサイトで掲載させていただいています。
先日、武豊町役場からご連絡をいただき、この「たまり豆みそ読本」をバージョンアップさせる取り組みがスタートしたそうです。昔ながらの製法を続ける「中定商店」「丸又商店」「カクトウ醸造」「伊藤商店」「南蔵商店」の5つの伝統蔵と、「泉万醸造」「中六」「ユタカフーズ」の3つの近代蔵のそれぞれの蔵が持つストーリーや個性を紡ぎ合わせて、「武豊たまり」という共通の地域ブランドを世界に向けて発信されていくとのこと。そして、「たまり豆みそ読本」も、それにあわせてバージョンアップされるそうなので、期待大です。
ふるさと納税でのクラウドファンディングも公開されています。https://www.furusato-tax.jp/gcf/4616










醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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