醤油の知識
松屋銀座店 閉店しました

2016年2月にオープンして以来、9年間にわたりたくさんのお客様にご愛顧いただきました。本当にありがとうございました。
オープン初日のことは今でも鮮明に覚えています。県外への出店という急な決断から、ドタバタの準備の日々。オープン当日にスタッフの面接を行い、約80種類の醤油をどのように紹介すべきかをスタッフ同士で模索しながらのスタートでした。
実際は、説明マニュアルをつくる時間がなかったのですが、「とにかく醤油を実際に試してみて、その感想をお客様にお伝えしよう」という形にしたことが、結果的に、私たちのスタイルを形作るきっかけになりました。スタッフ一人ひとりが自分の言葉で紹介した醤油について、お客様から「実際に使ってみてこんな料理に合いましたよ」と感想をいただくことが増え、自然と醤油の知識と紹介方法が確立されていきました。このプロセスを通じて、スタッフもお客様も一緒に成長する店舗となれたことを誇りに思っています。

近年では海外からのお客様も増え、ふらりと立ち寄られる方や、事前にWebサイトで調べてわざわざお越しいただく方も多くいらっしゃいました。日本の醤油が世界中で注目されていること、そしてその多様性が求められていることを日々実感しています。
このたび松屋銀座店は閉店いたしますが、また都内のどこかで新たな拠点を構えられたらと考えています。もし「このエリアがよさそう」「こんな物件がある」などの情報がございましたら、ぜひお知らせいただけると幸いです。
職人醤油では各地の小売店さんに卸販売をさせていただいています。そのため、みなさまのお近くのお店で職人醤油のお取扱いをいただいているケースもあると思います。また、webストアでは全銘柄の取り扱いをしておりますので、そちらも是非ご利用をいただけますと幸いです。
職人醤油ストア https://store.s-shoyu.com/
2025年3月20日
職人醤油 高橋万太郎



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醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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