醤油を楽しむレシピ集

醤油ごはん

とことんシンプルに

お行儀が悪いと言われるかもしれませんが、あつあつの白ごはんに醤油をたらすと、ふわっとよい香りがたちあがります。醤油のつくり手も、「実はこの食べ方が一番好きなんだよね…」とこっそり教えてくれることも。シンプルですが醤油のおいしさをストレートに実感いただける食べ方だと思います。

材料
ご飯 一膳
醤油 適量
作り方
  • 1 アツアツのご飯を用意して
  • 2 醤油をかけてできあがり

6種の醤油で比べてみました

今までさまざまな食材や料理と醤油との相性を検証してきました。ところが、基本中の基本であるご飯と醤油との相性の検証をまだしていなかったのです…。「白いご飯に合わせるなら濃口醤油がやっぱり定番だろうな」と予想しつつ、6種類の醤油で比べてみました。

  • ・自然な塩味で塩ご飯よりもやわらかい味
    ・ご飯の甘みを感じる
    ・白醤油の香りが少しだけ気になるので、少なめにかけるのがおすすめ
  • ・醤油が強すぎず、ご飯の甘みを感じる
    ・上品な味で、たくさん食べられそう
    ・おかかや梅など、なにか足して食べるとより楽しめるはず
  • ・ほどよい甘さでご飯との相性がよい
    ・醤油とご飯を楽しむというより、一体感を楽しむ感じ
    ・焼いて香ばしさと甘さを引き立てたほうがよりよいかも
  • ・THE醤油ごはん!王道な感じ
    ・ご飯の甘さと醤油のうま味がちょうどよいバランス
    ・香りよく、醤油のおいしさを味わえる
  • ・醤油感は強いが塩味は強くない
    ・しっかり味が好きな方におすすめ
    ・醤油のうま味をしっかり味わえる
  • ・いい意味で、溜の濃厚さが主張されていない
    ・ご飯との一体感がある
    ・少し多めにかけて重厚感のあるうま味を味わうのがおすすめ

濃口ははずせない、ほかの醤油もおもしろい

やはり濃口はすごかった!ご飯の甘みも醤油のうま味もどちらもしっかり味わえます。日本人ならこの組み合わせが嫌いな人はいないはず。

白や淡口はご飯の甘みを楽しみ、再仕込や溜は醤油のうま味を楽しむという傾向でした。シンプルな食べ方のおかげか、どの醤油の個性もよくあらわれていました。甘口はご飯との相性◎ですが、焼きおにぎりにして香ばしさを出したいという意見が多かったです。

個人的には淡口がお気に入りで、昆布や梅を添えて、あとは具だくさんのお味噌汁があれば朝ご飯にいいなと。

THE醤油ごはんを味わうなら、やっぱり濃口

濃口醤油の中でも、白いご飯に合わせるならこれ!とおすすめしたいのが「平右衛門」。昔ながらの醤油作りにこだわる夫婦の人柄が表われた醤油です。白いご飯にかけて、優しい味わいと香りをお楽しみください。

淡口なら、ご飯の甘みが引き立つちょっと上品な醤油ごはんに

かける淡口醤油といえば「淡紫」。醤油感は強すぎず、いい塩味でご飯の甘みをしっかり感じられます。ご飯のお供との相性もよいので、梅やおかか、海苔や昆布などで醤油ごはんのアレンジもぜひお楽しみください。

合わせてもう一品