醤油を楽しむレシピ集

煮卵(味付け卵)

6種類の醤油で煮卵を作ってみる

おかずや添え物、お弁当の一品にもなる煮卵。半熟で黄身がとろっとでてくるきれいな煮卵ができたときはなんだかうれしくなっちゃいます。めんつゆタイプの醤油を使って簡単に作ることもできますが、だしなしの煮卵で味比べをしてみました。

材料
4個
40ml
醤油 30ml
みりん 20ml
砂糖 小さじ2
作り方
  • 1 卵を沸騰した湯に入れ、7分程ゆで、冷水につけてから殻をむく
  • 2 鍋で水・醤油・みりん・砂糖をひと煮立ちさせる
  • 3 冷ましたタレに卵を漬けて、一晩おいて完成

見た目から異なる6種の煮卵

タレに漬けて一晩おいた卵をそれぞれ皿にだすと、いい感じに色がついていました。並べてみると、色の違いもよくわかります。そして半分に切って味比べ。定番の濃口醤油の煮卵を基準として、他のものと比べていきます。

白醤油や淡口醤油の煮卵は、醤油感が控えめで卵の味わいが強いので、あっさりした味付けが好みの方におすすめ。一方、再仕込醤油や溜醤油の煮卵は、塩味はそれほど感じないものの醤油感はしっかりで深い味わいです。

いつもと一味違う煮卵にするなら

どの醤油で作った煮卵もそれぞれ醤油の個性がうまい具合にしっかり出ていると感じました。味比べをしたスタッフの好みも分かれましたが、「ちょっとこれはないな…」と感じる種類の醤油はなかったのです。ただ、いつもと一味違う煮卵を楽しんでいただくなら、淡口と再仕込をおすすめします。

おすすめ① 淡口醤油のあっさり煮卵

一晩つけても色は濃くならず、上品なたたずまいのこちらは、程よい塩味と控えめな醤油感で卵そのものの味もしっかり感じられます。濃いめの味付けが苦手な方、卵の味を楽しみたい方におすすめ!

おすすめ② 再仕込醤油のうま味煮卵

醤油の色がしっかりついたこちらは、卵と醤油、食感と味わいのバランスが抜群。濃口よりも濃厚で深い味わいになるので、卵臭さを感じません。ごはんとの相性も良さそう!

自分好みの煮卵を

6種類の煮卵を比べてみて少し意外だったのは甘口醤油。そのまま舐めるとかなり甘い鹿児島の甘口醤油を使い、その他の醤油と同じようにみりんと砂糖も加えて作りましたが、思ったよりも甘くない仕上がりに。甘口特有の香りは残るので、好みがはっきりと分かれそうな気がします。

また、溜醤油は他の醤油と比べて白身が固くなりました。なぜなのでしょう…。ただ、それが良い食感で、半熟の黄身との違いも楽しめます。

今回作った煮卵はそれぞれ個性的な味わいをみせてくれました。醤油を変えるとこんなに違うものなんだと改めて実感。そして味の好みもさまざまだなと感じています。自分好みの味をみつけて作ってみてくださいね。

 

だし醤油でつくる煮卵はこちら