醤油の知識
カレーの隠し味は?

職人醤油のまたのみほです。
カレーを作るなら週の初め。我が家の定番です。仕事が始まってバタバタしている時でも、「カレーがあるから夕食は大丈夫!」という安心感は格別。
うちの基本カレーは玉ねぎとすりおろした人参、お肉だけと、とてもシンプル。でも、このカレーに焼き野菜や目玉焼き、即席で作るアチャールもどきをいろいろのせて、その日の気分でアレンジするのが長年のお決まりスタイルです。
●
そしてカレーの隠し味はやっぱり醤油!!にんにく醤油や再仕込醤油を少し足すと、ぐっと深みが出ます。また、ほんのり和のニュアンスが加わり安心感のある風味豊かな味わいになります。
でも実は、最近はトリイソースの桶底ソースの出番も多いんです。どんな料理にもソースより醤油派の私ですが、カレーに桶底ソースはかなりお気に入り!スパイシーさが加わります。
グリーンカレーも大好きなので頻繁に登場しますが、その時はココナッツミルクに少し豆乳を加えたりもします。
ほかにもヨーグルトやはちみつ、インスタントコーヒーなど、カレーの隠し味は家庭それぞれですよね。どんな味になるかは作る人次第です。そんな小さな工夫の積み重ねがいつのまにか「我が家のカレー」をつくっているのでしょうね。

夫は、カレーなら三日連続でも文句を言いません。むしろ喜んでます。そんな姿を見ると、やっぱりカレーは食卓の定番メニューだなぁとしみじみ感じます。カレーの鍋を覗き込んだ時の安心感とワクワク感。そして誰の好みにも寄り添える無限のアレンジ力。やっぱりカレーって偉大だな、と改めて思うのです。
「カレーが嫌い」という人をリアルで見かけたことがありません。カレー嫌いがいたとしたら、ぜひその理由を聞いてみたい…。私の中では、カレー嫌いはもはや都市伝説のひとつです。

醤油の知識ランキング
醤油の種類
-
素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
詳細 -
美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
詳細 -
甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
詳細 -
幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
詳細 -
濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
詳細 -
濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
詳細
醤油のつくり方
-
1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
詳細 -
2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
詳細 -
3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
詳細 -
4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
詳細 -
5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
詳細 -
6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
詳細