醤油の知識
煙突を見かけると、酒蔵や醤油蔵であることが多いかも
煙突が目印になることも
職人醤油をはじめた最初の頃はスマホの地図アプリはありませんでした。古いカーナビだと近くまでは連れて行ってくれるのですが、あと少しのところで「目的地周辺に到着しました。」とアナウンス。「えっ?!ここで到着と言われても・・・どこにあるの?」という状態になることも。でも、そんな時に目印になるのが煙突だったりします。
どの蔵にも煙突があったはず
醤油蔵や酒蔵では、大豆や米を蒸すなどの原料処理が欠かせません。そのためにどの蔵にも煙突があったはずです。今では使用していない場合も多いですが、シンボル的に原型を保存していることもあります。
ただ、地震などの影響で先端が崩れてしまっているケースや、今後の安全対策のために根元の部分だけを保存している蔵もあります。「本当はもっと高かったんですよ」と話す蔵人はいつも少し寂しそうだったりもします。
明治時代のレンガ職人の技
中にはレンガで組まれた煙突もあります。群馬県の老舗である有田屋の湯浅さんは、「一度、昭和に修繕作業をしているのですが、今の時点で比較をしても明治に組まれたレンガの方が綺麗な姿なんですよ。当時の技術がいかに優れていたかを物語っていますよね」と。
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醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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