醤油の知識
タワープレス式の醤油の圧搾機
生産量の多い醤油メーカーで使われる圧搾機
高さ数mの太い柱のような構造。この中にろ布に包まれた諸味が何枚も積み重ねられています。上から圧力をかけることで醤油を搾るのですが、多くの量に対応することができるので、比較的生産量の多い醤油メーカーが使っていることが多いです。
これは比較的小規模メーカーの使う圧搾機
醤油を圧搾するための基本原理は同じです。諸味を布で包んで圧力をかけるというもので、その包みをどの圧搾機に並べるかの違いになります。小規模メーカーで多いのが「ふね」とよばれるものです。
上の写真では諸味を包んだ風呂敷が積まれているものが4列あると思います。タワープレス式は、これが一列に積み上げられている構造です。
実際の作業の様子
タワー状の柱の上が、このような作業場になっています。布に諸味を注いで包みます。すると作業台が少し下がって、その上で同じ作業をします。これを繰り返すことで、最初に包んだものが一番下になって、その上にどんどん積み重ねていくことができるわけです。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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