醤油の知識
大豆・小麦アレルギーと醤油
大豆や小麦のアレルギーでも醤油は使える?
日本人の10 人に3人は持っていると言われているアレルギー。食物アレルギーの患者で1番多いのが牛乳アレルギー、2番目に卵アレルギー、そして3番目に多いのが醤油の原材料の小麦のアレルギーといわれています。
大豆アレルギーの人も珍しくないと思いますが、 大豆や小麦に含まれるアレルゲンは醤油をつくる長い醸造期間中に分解されるため、アレルギー反応が出にくいと言われています。ただ、敏感な方は醤油を口にしてもアレルギー反応がでるという話も耳にしますので注意が必要です。
大豆や小麦を使っていない醤油を使おう
大豆も小麦もアレルギー反応があるという方は一般的な醤油が使えないかもしれません。そんな方におすすめなのはそら豆と塩だけでつくった「そら豆醤油」。 醤油は大豆と小麦に含まれるたんぱく質とデンプンをもとにつくられますが、そら豆はたんぱく質が豊富で大豆と小麦をあわせた成分組成に近いので一般的な醤油の味わいにとても近いです。
小麦を使っていないグルテンフリー醤油
近年、海外などで小麦グルテンを摂取しない食生活が注目され、小麦を使っていない醤油(グルテンフリー醤油)をお探しになる方が増えているように感じています。 醤油の主原料は大豆と小麦と塩なのですが、溜醤油の一部には小麦を使っていないものがあります。(全ての溜醤油がグルテンフリーではなく、小麦を使っているものもあります)
醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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