醤油の知識
イベントレポート:発酵マーケットin阪神に木桶醤油チームで出展
阪神梅田本店で発酵マーケットが開催されました。
発酵デザイナー小倉ヒラクさんがプロデュースする「発酵イベント」が大阪の阪神梅田本店で開催されました。たくさんの発酵食品があつまる中、醤油20種類、ぽん酢10種類を並べて木桶醤油チームが集まりました。
会期:2023年8月23日(水)→28日(月)
会場:阪神梅田本店1F 食祭テラス
ご来場ありがとうございました。
今回、若手3人による醤油の味比べセミナーがありました。滋賀県の水谷醤油醸造場、和歌山県のカネイワ醤油本店、奈良県の井上本店。事前にオンラインで何度も打合せを重ねていたようで、当日の台本まで作ってくれていました。
「打合せしながら、どんどん脱線して、雑談してたら数時間経っていて…」と、その裏側を教えてくれましたが、そのおかげもあって、チームワーク抜群。基本的な醤油の製法や種類の解説はもちろん、彼らがどうして家業に戻ってきたかについての話や、今後の目指したい醤油づくりの話を、参加いただいた方たちが真剣に聞いてくださっていたのが印象に残りました。
愛知県碧南市 「日東醸造」
滋賀県彦根市 「水谷醤油醸造場」
岐阜県岐阜市 「山川醸造」
三重県四日市市 「伊勢藏」
奈良県奈良市 「井上本店」
奈良県御所市 「片上醤油」
和歌山県有田郡 「カネイワ醤油本店」
兵庫県多可郡 「足立醸造」
島根県奥出雲町 「森田醤油店」
福岡県飯塚市 「金芳醬油釀造元」
醤油の知識ランキング
醤油の種類
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素材を活かすNo.1選手
白醤油
淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油。料理好きな方に高い人気。お吸い物や茶碗蒸しなどに。
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美しき京料理に必須
淡口醤油
西日本でお馴染みの淡い色の醤油。素材の彩りや出汁を活かしたい料理に。塩やレモン代わりにかけても。
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甘みをつけた地醤油
甘口醤油
九州や北陸などでは一般的な存在。海沿いの地域ほど甘みが強かったり、それぞれの土地に根ざした醤油。
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幅広く使える万能醤油
濃口醤油
一般的な醤油で流通量の8割はこれ。新鮮なものは綺麗な赤褐色で、北海道から沖縄まで各地で生産。
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濃厚なうま味とコク
再仕込醤油
熟成期間の長い濃厚な醤油。味と香りのバランスがよく、刺身やステーキにまずお試しいただきたい。
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濃厚さとうま味はNo.1
溜醤油
大豆を多く、仕込水を少なくし、うま味を凝縮。ハマる方はとことん好きになっていただける醤油。
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醤油のつくり方
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1
原料処理
カチカチの材料をほくほくにしたり、溶かすことで、菌が材料を醸し、美味しさに変化しやすいようにします。
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2
麹づくり
醤油づくりで一番重要視されている工程です。種麹を原材料に混ぜて、麹菌を繁殖させることで酵素を生み出します。
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3
塩水
麹に塩水を加えて諸味をつくります。塩分濃度を高めることで雑菌から守り長い発酵熟成の時を迎えます。
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4
諸味
ゆっくりと乳酸菌や酵母菌が大豆や小麦を醸します。どろどろの味噌のような状態で、半年~三年の時を過ごします。
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5
圧搾・火入れ
諸味を布に入れて、圧力をかけて圧搾し、火入れとろ過をします。殺菌と香りを引き立てる火入れも技術が必要です。
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6
完成
ビン詰めされてラベルを貼ってようやく完成。長いものだと原料処理から二~三年かけて醤油になります。
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