職人醤油の蔵元
七福醸造
よいものづくりは環境を整えることから
「相手の目を見て大きな声で挨拶しよう!」「しっかり掃除をしよう!」・・・誰もが子供の頃に教わったはず・・・七福醸造の工場見学に伺うと、その「当たり前」の徹底に驚かされます。全てのスタッフの方が気持ちの良い「いらっしゃいませ」で出迎えてくれ、数十年使われている設備が光り輝いています。
毎日行われる環境整備
よい醤油がつくられる現場は綺麗です。ただ、醸造という性質に加えて、百年超の歴史を持つ蔵元も少なくない中、徹底された整理整頓や清潔が保たれていることがその意味。ただ、七福醸造の場合は少し違って、言葉通り「綺麗」なのです。
朝8時から1時間。トイレ・事務所を含めたそれぞれの担当場所をホコリひとつないように徹底的に磨きます。たまにの事ではなく毎日毎日。これが七福醸造の名物にもなっている「環境整備」。
さらに、年6回の集中環境整備
日常の環境整備に加えて、工場を完全にストップさせての集中環境整備。年6回で各3日間。この日は製造部門ではないスタッフの方も設備に触れるので、部署を超えてのコミュニケーションの場にもなっているそうです。
そんな説明を伺っている矢先、「ここが汚れているなぁ~」と犬塚社長。普通の感覚でいえば十分に綺麗な状態を指差して、「もっと綺麗にしておかないと。ぼくは磨きマニアなんです!(笑)」と、もはや単なる掃除ではありません。一つの物をとことん心をこめて磨く。それは、自分の心を磨いていることに気づくのだそうです。
「鰹節は本枯節(ほんかれぶし)を使っています。」と取引先に説明をすると、「うそつくな!」と言われたことがあったそうです。料亭が使っているなら納得だが、醤油の加工品に使っているはずがないと・・・。そして、実際に現場まで確かめに来られたこともあったそうです。
マニュアルではなく「当たり前」に
はじめて七福醸造に伺った時の事です。事前約束なしの飛び込み訪問だったのですが、事務所を目指して歩いていると荷物を運ぶフォークリフトが向かってきます。明らかに荷物を下ろす場所でないところで止まり、作業員の方が地面に降り立つと、「いらっしゃいませ!」と、こちらの背筋が伸びるほどの挨拶。
ふいをつかれて「?」が頭をよぎります。挨拶するためにわざわざ降りたの???と。工場見学をさせていただきながら、そのことを伝えると驚く素振りもなく「当たり前ですから。」という返答。
さらに、そのことを犬塚社長に伝えると、「マニュアルって忘れてしまうこともあるじゃないですか。だけど、当たり前になってしまえば忘れませんからね!」そう伺って、少し納得できました。掃除にしても挨拶にしてもルールで縛るのではなく、ここまで徹底することが「当たり前」になっているのですね。
「私達のすべての基準は それが世界中の子供子孫にとって よいことかどうかです。」
有機JAS認定の白醤油
価格 : 500円+税
原材料 :有機小麦(国産、北米産)、食塩、有機大豆、酒精
味も品質もプレミアムな白だし
価格 : 500円+税
原材料 :合わせだし(国内製造)(かつおかれぶし削り、そうだかつおぶし削り、まぐろぶし削り、あじぶし削り、乾しいたけ)、水飴、有機しろしょうゆ、小麦酵素分解液、食塩、かつお節エキス、焼酎、昆布エキス、みりん、酵母エキス(一部に小麦・大豆を含む)