木桶職人復活プロジェクト

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木桶サミットin小豆島 2025年

会場となるのは小豆島のヤマロク醤油。
今回で13年目となる取り組みに、全国から参加者が集まります。
木桶づくりがはじまります。

木桶による発酵文化サミット in 小豆島 2025

2025年1月30日(木)~2月1日(土)の3日間、木桶仕込みをしている醤油、味噌、日本酒などのメーカー、飲食店や流通関係者、料理研究家やメディア関係者などが全国から集まりました。

横に連携して木桶職人を増やす

醤油業界の場合、木桶醤油の流通量は全体の1%程度。そのわずかな部分を小規模メーカーが奪いあうのではなく、連携して1%を2%にしようという取り組みが「木桶職人復活プロジェクト」です。今年で13年目。参加者も木桶職人も増えてきています。

初日は夕方からのスタート。最初に、これまでの13年間を振り返りました。
その後は懇親会。初参加の方も多く、まずは自己紹介から。
もちろん醤油は多種多様。
中定商店、井上本店、岡本醤油、日東醸造の次世代の蔵元たち。
一夜明けて、2日目がスタートです。
恒例になりつつある桶神輿でのオープニング。
ひよこ隊と恐竜という謎の組み合わせ。
山川醸造の山川華奈子さんによる全員裏方宣誓。皆でこのイベントを作り上げます。
箍を編む竹を運びます。
箍を編める職人も増えてきました。
奈良の吉野から来た職人。横堀寛人さん。
一斗樽にやすりをかけてきれいにします。
職人醤油の100ml醤油も販売しました。
幅広い世代の参加者。
木桶の側板に落書きをします。
未来へのメッセージになります。
木桶の缶バッチをつくりました。
職人チームが板を組み合わせると、あっという間に桶の形に。
人がすっぽり入れるサイズ。
まかないラーメンを作ってくれるのは、「饗 くろ喜」の黒木さん。
ヤマロク醤油の生の菊醤をベースに、鶏と豚からとった清湯スープ。
「チーム黒木」と、その一員である鶏と魚の店主高橋侑成さん。
底板づくり。竹釘も大きなサイズになります。
円形に切って底板として打ち入れていきます。
「くらしとデザイン舎」の山根正充さんの協力で、木桶の中の作業を見られるように。
醤油メーカーの集合写真。
3日目がスタート。気持ちのよい快晴です。
流れてきた音楽は「ラジオ体操第二」。「えっ!第二は知らない…」そんな声がチラホラ。
お手本役を買って出たカネイワ醤油の岩本庄平さん。でも、途中、少し間違えて全体が混乱。笑
木桶仕込みの味噌もたくさん。
味噌チームもチームワーク抜群。
腕自慢がエントリーした腕相撲大会。
箍の中にいれる芯づくり。通称、「巻き巻き」も盛り上がります。
クラフトバンドで箍づくりのワークショップ。
企画と運営を担ってくれた若手メンバー。
京都で「SAKE Spring」を主催するチームのぞみが熱燗と海鮮丼を提供してくれました。
今回も大きく盛り上げてくれた、滋賀県西浅井町の「RICE IS COMEDY」。
羽釜で炊いたおいしいお米を振舞う「ゲリラ炊飯」。
卵かけごはんは大人気。
醤油もすべて木桶仕込みです。
トークイベントも多数開催されました。まずは、メイン会場での野外ステージ。
そして、サブエリアでの屋内ステージ。今回は合計4つのエリアで企画が行われました。
フードエリアでは片上醤油特性のネギ焼きなども。
3日目のまかないラーメンは「せたが屋」さん。
相変わらずの贅沢な煮干しラーメン。
「せたが屋」の前島さんチーム。
最後のコンテンツは、車座になってそれぞれの想いを話します。
ヤマロク醤油の山本康夫さん。
今回もたくさんのメンバーが集まりました。

やったるでー!おっけー!

あっという間の3日間が終わりました。醤油蔵の若手メンバーが中心となって企画と運営を担ってくれました。そして、海外からはもちろん、大学生や高校生も自分の意志で来てくれて、参加者の幅がさらに広がりました。

「やったる(樽)でー!おっけ(桶)ー!」は、樽と桶にかけた木桶サミット定番の掛け声。今回もこれで締めくくりました。


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